ユーザー事例 University of Toyko
ユーザ紹介
ユーザ事例 東京大学医学部瀬尾拡史様
東京大学医学部医学科在学中である瀬尾拡史様は、医師を目指される一方でメディカルイラストレーション或はアニメーション制作など、得意とする3DCG制作ノウハウと自身の医学知識を活かした活動を積極的に行っています。昨年には裁判員裁判で初めて使用された3DCGイメージを制作された他、司法解剖が行われた際に必ず制作される鑑定書に3DCGイメージを初めて添付し、検察官や弁護人、専門性を持たない裁判員に、分かり易い鑑定材料を共有することを可能としました。そして、そのアニメーションとイメージのいずれもZygote社のモデルをベースに制作されています。
鑑定では、複雑な位置関係にある血管、筋肉、骨、神経等を的確に表現し、その死因となる損傷の部位や経緯を正確に表現する必要があります。また、より真実性の増した鑑定書を作成する為にも、部位毎に精緻に作り込まれたZygote社のモデルをご使用頂いています。
また、瀬尾様は、前述の裁判員裁判で使用された3DCGイメージを制作されたことで、平成21年度東京大学総長大賞を受賞されています。瀬尾様のその他作品はこちらをご覧下さい。
ユーザメッセージ
正確性が何よりも最優先される法医学の分野で、実際の遺体の状況をどれだけ正確に3DCGで再現出来るかが最大の課題でした。Zygote社のAnatomyモデルは、その精細な完成度はもちろん、モデルの修正やアニメーション制作にも最大限に配慮された構造をしています。法医学に限らず、医学と3DCGとの橋渡し役として、Zygote社のAnatomyモデルは今後も必要不可欠な存在となることでしょう。
東京大学医学部 瀬尾拡史